くるり、世界を回す
仕事をしている兄さんを見るのが好きだった。兄さんは仕事をしている姿を俺に見られるのをどこか嫌がっていたように見えたのだが、普段は俺を甘やかし、厳しく躾け、ときにとろけそうなほどの愛情をくれる兄さんが、真面目な顔をして机に向かっている姿を見るのが、俺は好きだった。
カリカリとペンが羊皮紙を引っ掻く音。インクのにおい。銀色の髪は、ランプの灯りに透けてオレンジに燃えている。赤い瞳は手元を見つめ、時折ぱちぱちと瞬きをする以外は微細な眼球運動しか見せなかった。
兄さんのベッドに腰掛け、しばらくその横顔を見つめていると、兄さんは不意にペンを置いてぐっと背伸びをする。椅子の背もたれが軋んだ。
「ん、っくあー! あ゛ー疲れた。うっし、もう寝るか」
俺に語りかける、というよりは独り言なのだろう。長時間同じ姿勢でいたために凝ってしまったのか、筋肉をほぐすように肩や首を回す。んー、と呻きながら、指先が机の上に伸びた。なんだろう、とその動きを目で追うと、兄さんの指が机の上の金属でできた地球儀をちょい、と突付くのが見えた。
に、と少し意地の悪そうな笑みを口元に浮かべて、兄さんはくるりと俺に振り返る。
「ヴェスト、まだ起きてんのか」
「あ、……ごめんなさい」
呆れたような声音に身を竦ませ、俺は慌てて謝る。
意図せず夜更かしをしてしまった。怒られてしまうんだろうか。悪い子だって思われただろうか。前に一度、あまり夜更かしをするなと言われたことがあったのに守れなかった。ごめんなさい。
俺がそうぐるぐると悩んで俯くと、兄さんはそれを振り払うように俺の髪をくしゃくしゃに撫でてくれた。
「ばーか、怒ってるわけじゃねえよ。俺の仕事するトコなんて見てて楽しいか? 随分と熱心に見てたけどよ」
ひょい、と両腕で簡単に抱き上げられる、俺の小さな体。俺はまだ子供で小さいから、兄さんの両腕にすっぽりと納まってしまう。悔しいけれど、どこか嬉しくもあった。兄さんが守ってくれる、兄さんの傍にいられる。……嬉しかった。
兄さんのあまり高くない体温を感じて、それまで忘れていた睡魔が急激にふらりと姿を見せる。その眠さを言い訳に、俺は兄さんの胸元に擦り寄るようにして頬をよせた。
「ん……すき、なんだ。兄さんのしごとをしている姿が」
「……そっか」
ぽん、と傷だらけの大きな手のひらで頭を撫でられる。俺を抱きしめる腕の力が強まり、少し苦しかったけれどそれ以上に兄さんの体温をたくさん感じられてとてもしあわせな気分になれた。
頬にキスが振ってくる感触と、穏やかに俺の特別な名前を呼んでくる声。ぽんぽんと一定のリズムで背中を緩やかに叩かれ、俺のまぶたはどんどん下がっていく。
額と頬を兄さんの胸に擦りつけて、俺の短い両腕を兄さんの背中に回す。全然届かなくて、腕を回すというよりはむしろしがみつくといった表現が似合いそうな格好になってしまったが構わない。ぎゅ、ときつく抱きつき、兄さんのにおいに頭が満たされていく。にいさん、兄さん兄さん兄さん。インクの油っぽいにおいと、金属みたいなにおい。それから形容しがたい、穏やかで温かくて少しつめたい、兄さんのにおいがする。
「にいさん……」
「おやすみ、ヴェスト」
「ここ……にいさんと、ここで」
「ああ分かってる、今日はここで一緒に寝ような。ずっと傍にいてやるから」
「……うん」
ここ、兄さんの部屋で、いっしょに。ずっとそばに。
その言葉に安堵し、俺はしがみつく力を緩めていく。というよりは、勝手に指先から力が抜けていくのが、とろける頭でもわかった。
不意に、緩やかな力強い声がした。ゆったりと流れる清流のような、それでいて力強い空のような。穏やかなメロディラインを紡ぐ、兄さんの歌声だ。俺の背中を叩く一定のリズムに合わせて、ゆっくりゆっくりと染み込むように歌い上げる声が心地いい。
いつからだったか、もう思い出せないけれど、兄さんは俺が眠るときはいつもこの歌を歌ってくれた。兄さんの低くて力強い声が語る物語のような歌はとても安心できる。真綿で包み込まれるようなやわらかい眠気に抱かれ、俺は完全にまぶたを閉じていた。
歌声だけがこころに染み込んでくる。あたたかい。やわらかい。いとしい歌。
次に目覚めたのは、まだ日が昇りきらない明け方。本当はもっと眠っているはずだったけれど、ばたばたと慌しい足音に俺の意識がぼんやりと浮上してしまった。
「にい、さん……?」
「あ、起きちまったか」
重たいまぶたを手の甲でごしごしと擦り、ぼやけた視界に兄さんを捉える。兄さんは既に背筋をぴんと伸ばし、夜着を脱ぎ捨てて仕事用の軍服を着ていた。ばさり、マントが翻る。
カツカツと硬いブーツの踵を鳴らしてベッドに、俺の傍に歩み寄り、そっとしゃがんで俺と視線を合わせてくれた。赤い瞳に映る俺の青い瞳は紫色に見えるのだろうかとも思ったけれど、すぐに額にキスをされてしまったために確認は出来なかった。
「起こして悪かったな。俺は仕事に行ってくるぜ、いい子で待ってろよ」
「……うん」
「んな寂しそうな顔すんなって! あーやっぱ仕事行きたくねえ。一日中ヴェストとイチャイチャしてえ」
「ば、ばかなこと言ってないで早く行け!」
本気を含んだ冗談を言う兄の額を手のひらで叩く。軍帽がずれて兄さんの赤い瞳が少し隠れた。
そんなこと言われたら、俺もわがままを言ってしまいそうになる。いかないで、ずっと一緒にいて、はなさないで、そばにいて、だきしめて。そんなわがまま、兄さんに言ってはいけない。兄さんは生きるために仕事をして、俺のために戦っているのだ。俺のため、兄さん自身のために毎日懸命に走り回っている兄さんに負担をかけるようなことは、言いたくない。
兄さんはけたけたと笑って乱暴に俺の髪を掻き混ぜ、不意に眉を下げてかなしそうに微笑んだ。
「おまえはもうちょっと、わがまま言えよな」
まるで俺の心を見透かしたかのような言葉に、一瞬息が詰まった。いかないで、と喉まで出かかった言葉を慌てて引っ込めて飲み込む。
何も言えないでいる俺に兄さんは柔らかく、戦場で剣を振るうひとには見えないほど柔らかく、笑った。
そういえばいつだったか、オーストリアに「兄さんは凄く優しいんだ。時々厳しいけど、それは俺のためを思って躾けてくれているだけで、本当は凄く優しくて、温かくて、穏やかな人なんだ」と言ったら物凄い顔をされた覚えがある。彼は「あの人は粗野で乱暴で乱雑で凶暴で大雑把でどうしようもないお馬鹿さんですよ」と言っていたが、俺にはそちらのほうが信じられなかった。だって、確かに乱暴で大雑把なところはあるけれど、兄さんはこんなにも俺に温かく笑ってくれるひとなのに。
「俺が帰ってくるまでに、わがまま一個考えとけ。今日の宿題だ」
「……でも」
「俺様を誰だと思ってんだ? 偉大なるおまえの兄貴、プロイセン王国様だぜ。弟のわがまま一つ叶えられなくてどうすんだよ」
不遜に笑う兄さんは、ああ、この姿でいつも戦場を駆っているのだろうと思わせるほどに、寒気さえ感じさせる色をしていた。俺の兄、俺を養い、育て、躾け、抱きしめる強い国。
「分かったな? じゃあ俺は行ってくるぜ」
傲慢で不遜で不敵で、どうしようもなく愛しい兄に、俺はちいさくキスをした。
「いってらっしゃい、にいさん」
マントをなびかせて部屋を出る後姿を見送り、俺はぽすんと枕に顔を埋めた。
兄さんのいなくなった部屋は、しんとして寒い。ころころとベッドの上を転がり、シーツにしがみついたり布団の端を齧ったりしてみる。まだ起きるには早いけれど、もう一度眠る気にはなれなかった。
ころん、と寝返りを打って転がった先に、脱ぎ捨てられた兄さんのシャツが乱雑に置かれていた。妙なところで几帳面なくせに、こういうところはひどく大雑把な人だ。俺はにいさんのシャツに手を伸ばし、そっと引き寄せる。誰に見られているわけでもないから後ろめたさを感じる必要もないのだが、どことなく気恥ずかしくて、布団に隠れるように潜ってからシャツを強く握り締めた。まだ兄さんのにおいが残っているシャツに擦り寄り、ぎゅっと抱きしめる。
「……にいさん」
昨夜しがみつきながら眠った、温かいにおいがした。兄さんはよく、俺を抱きしめながら「ヴェストは太陽みたいなにおいがするな」と笑う。時折、そういったどこかの詩歌のような表現をする兄さんに俺はいつも困惑してしまう。けれど、ふと思った。俺が太陽のにおいならば、兄さんのにおいはきっと月なんだろう。静謐な、けれどどこかに罪を孕んだ夜のにおい。綺麗なだけじゃない、穏やかなだけじゃない、血と罪と勝利を内包した兄さんのにおいなんだろう。
抱きしめたシャツから香る兄さんの姿に、俺はもう一度目を閉じた。
気付けばまた眠っていたらしい。目が覚めると次はもう太陽がしっかりと昇っており、いつもより少し遅いくらいの目覚めだった。きつく握っていた兄さんのシャツは皺がくっきりと刻まれており、そんな自分に少しだけ苦笑した。
いつも俺が起きてこない場合は使用人たちが起こしにきてくれるはずだったのだが、今日はそれがなかった。俺が兄さんの部屋にいたからだろうかとも思ったのだが、後に使用人に尋ねると簡単な答えが返ってきた。
「ドイツ様を起こさないように、とプロイセン様が仰ったのですよ」
明け方に起こしてしまったから、と丁寧な口調で言う使用人の表情から、「愛されていますね」とでも言いたげな空気が伝わってきて、すこし気まずかった。
それから一日、普段どおりに過ごした。朝食を済ませてからしばらく本を読んで過ごし、幾度か休憩を挟んでまた書庫にこもる。昼はオーストリアが訪ねてきて、話をしたり勉強を見てもらったりした。オーストリアが帰ると俺はふらりと庭に出て木々を眺めながら散歩をし、兄さんに貰った本を木陰に座って読みふける。そうしているうちに日は傾いて、俺は屋敷の中に戻った。
夜が巡り、俺は夜着代わりにしている兄さんの着古したシャツに袖を通す。ぶかぶかで頼りなく、だらしない姿だけれど、俺はこれが気に入っていた。
自室のベッドに横になり、灯りを消して眠ろうと目を閉じる。
今日も兄さんは帰りが遅くなっている。仕事が忙しいんだろう。また戦が始まるのだろうか。そうなったらまた、兄さんが傷だらけになってしまう。兄さんが戦うのは俺のため、兄さん自身のためだって分かってるから止めることはできない。したくない。でも、いくつも傷を作って帰ってくる兄さんを見るたびに俺までぎりぎりと胸が苦しくなる。
「兄さん……」
そう、口に出してしまった。寂しいなんて言いたくないが、兄さんのそばにいたいと強く願ってしまう自分がいる。
ベッドから抜け出し、俺はぺたぺたと素足で冷たい床を踏んで部屋を出た。暗くて広い廊下を進み、いくつか部屋を挟んだ場所にある兄さんの部屋のドアに力を込める。重たい扉が軋みながら開き、その隙間に俺は体を滑り込ませた。
灯りをつけても、そこには誰もいない。分かっていたことだ、仕方ない。そうは思うが、なんだか無性にかなしかった。せめて兄さんのベッドで眠ろうと部屋の中に歩を進め、ぴたりと止まる。ふと思い立って、部屋の隅にある兄さんの仕事用の机に歩み寄り、備え付けの椅子によじ登った。
いつもは見えない、机の上。あれでいて几帳面な兄さんは、机の上もきれいに片付いていた。用途ごとに分けて書類が置かれ、ペンもインクもきちんと隅にまとめられている。いつもここで、兄さんは仕事をしているんだ。
机上の平原を見つめていると、俺の目に小さな地球儀が留まった。昨夜も、仕事を終えた兄さんが少し嬉しそうに突付いていた金属の地球。そういえば随分と前からこれは兄さんの机の上にあったような気がする。気に入って飾っているのだろう。
ぶかぶかの夜着に包まれた腕をそっと伸ばし、昨夜の兄さんを真似て指先でつついてみる。くるり、と俺の手によって地球が動いた。なんだか楽しくなって、俺は二度、三度と指先で地球を回す。くる、くる、とそのたびに回る地球儀に目を奪われた。くるくる、くるくる。
俺はどこなんだろう。そんな疑問が頭を過ぎり、また指先でくるりと地球を回す。
くるり、ここは違う、これは海だ。これもちがう、俺は島国じゃない。あ、ここがバルト海だろうか、だとすると俺は、兄さんは――
「それ、気に入ったならやるよ」
突如として降ってきた声に、俺はびくんっと身を竦ませた。夢中になってくるくると地球儀を回して眺めているうちに相当時間が経っていたらしく、兄さんが帰ってきていたことに全く気付かなかった。ぽん、と頭に手を置かれ、柔らかく撫でられた。
ただいま、と微笑む兄さんにキスをされ、俺も兄さんの頬にキスを返しながらおかえりと呟く。
「それ、気に入ったんだろ? やるよ」
それ、と指差したのは、俺の手元でくるくると回る地球儀。
「しかし兄さんのものなんだろう?」
「いいんだよ、受け取っておけって。今はそんな模造品だけどな、いずれおまえにはこの世界を丸ごと捧げてやる」
俺の手元にあった地球儀を乱暴に鷲掴みにし、ぽん、と手の中で小さく放って落とす。兄さんの手の中で踊る地球が、灯りに照らされて鈍く反射した。
兄さんは鋭い歯を見せるように不敵に笑い、手のひらの地球にキスを落とす。それを俺の両手に持たせ、俺の額にもキスを落とした。
「今はそれで我慢しとけ。近い将来、すべておまえのものになるんだからな」
高らかな笑いを迸らせる兄さんにこそ、世界はふさわしいと思ったが口にはしなかった。夢は俺に全てを捧げること、そう言ってはばからない兄の願いを潰すことなど、俺に出来るはずがなかった。俺にできるのは、兄さんの期待に応えられるよう努力することと、俺を抱き上げた兄さんの頬にキスを返すことくらいだ。
ちゅ、と可愛らしい音を立てて頬にキスをすると、額にキスを返される。しつこいくらいに何度も唇が俺の肌に触れ、あたたかくて少しくすぐったかった。
「地球儀ばっか突付き回してねえで、俺様にも構えよヴェスト」
「にいさ、んぅ……ッ」
継ごうと思った言葉は、唇を押さえられたために飲み込むことになった。
「あ、そうだ。宿題はちゃんと出来たか?」
軍服を脱いでラフな夜着に着替えた兄さんは、相変わらず俺を抱きしめたまま放そうとしない。俺としても何の不都合もないので全く構わないから何も言わず大人しく兄さんの腕に納まっていた。結局二日連続で一緒に寝ちまうな、と兄さんは笑っていた。
そうしてベッドに入ったところで、ふと思い出したように兄さんが俺を覗き込んできた。
……宿題。
「あ、っ!」
そういえば、明け方に兄さんは俺に宿題を残していったのだった。ひとつ、わがままを考えておくこと。そんな甘ったるい宿題を夢見心地の頭で聞いてすっかり忘れていた。
「忘れてやがったな、ばかヴェスト」
ごつん、と額に兄さんの額がぶつけられる。冗談めかしてこつこつと何度も額を叩かれ、いたい、と訴えると今度はそこに柔らかく唇が押し付けられた。
「ごめんなさい……俺、その…わすれて、て……」
「あー、んな深刻な顔すんなって。じゃあ今考えろよ。なんかひとつでいいから、わがまま言ってみろ。言うまで寝かせねえから」
かぷ、と甘く指を噛まれた。ひ、と息が詰まり、兄さんの与えてくるいたずらなくすぐったさに身をよじった。やわく歯を立てられ、俺の人差し指が兄さんの唇に吸われる。ちゅく、と指を舐められて、なんだか変な気分だった。
ほら早くなんかわがまま言えよ、と促され、こどもみたいに目をきらきらさせる兄さんを見つめながら一生懸命に『わがまま』を考えた。
兄さんの体温につつまれ、指先を弄ばれながらぐるぐると懸命に考えた末、少しだけ躊躇いながら唇を動かした。
「に、兄さんの焼いたクーヘンがたべたい」
俺の人差し指の爪をいたずらっぽく齧っていた兄さんが、赤い目を丸くしてきょとんと俺を見つめる。首をかしげる姿は、少し幼く見えた。
「そんなことでいいのか?」
「そんなこと、じゃない。手抜きは一切みとめないぞ。新鮮な材料を使った最高のクーヘンが食べたいんだ。紅茶も兄さんが選んだいいものを淹れてくれ。当然、俺のそばから離れることは許さんからな」
兄さんを見上げて、できるだけわがままっぽく命じる。兄さんはまだしばらくきょとんとしていたが、不意にくしゃくしゃと満足そうに笑いだした。
「……っはは、分かったよ。俺の愛しい王様」
俺の唇にゆっくりと降ってきたのは、さながら忠誠を誓う騎士の口付けだろうか。
両腕に納まってしまうくらいの小さな体を抱きしめられ、俺は兄さんのぬくもりの中で目を閉じた。あたたかいこの腕が、いつまでも俺のそばにあるようにと願いながら。
そして、幾年もの月日が流れた。わがままは叶えられ、そんなわがままを言ったことさえ忘れてしまうほどの時が過ぎたある日。
「兄さん、クーヘンが焼けたぞ。紅茶を淹れてくれ」
「あー、めんどくせえな、ヴェストがやれよ」
「俺のぶんだけでいいなら俺がやるが」
「よーしお兄様の超絶紅茶テクを見せてやろう」
「見せなくていいから早くしてくれ」
「熱っ! うおー熱っ! ヴェスト、ポットが反抗期だ!」
「あー……もう、俺がやるから兄さんは座っていてくれ」
「はははははははは!」
「まったく兄さんは……」
窓際に揺れるカーテンのすぐ傍で、手入れの行き届いた古い地球儀が、微笑むようにくるりと回った。
end.
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友人たちと買い物に行ったときに、ミニサイズの地球儀を見つけてそこから発展したネタ。
普にも子独にも夢見ているのはいつものことです。